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2013.5.13 歯根膜で外交

日本歯科新聞(デンタル小町が通る)
(2011年2月22日付(1684号)掲載)

不況になるとワインスクールの受講生が増えることがあった。特に外資系のビジネスマンである。外国人との会食の席でワインや食文化の知識を持ち、相手より優位な立場で宴を執り行うことが商談成立の秘訣なのである。

国際政治においても晩餐会は外交の重要な部分を占めている。宴は形を変えた政治とも言える。

イラク戦争の頃、米国を支持する英国と米国に反対するフランスは対立していた。その後、エリザベス女王がフランスを訪れ、シラク大統領ははっきりと数字の見える大歓待を行った。
晩餐会でかつて英国領であったフランス・ボルドー地方の第一級格付けのムートンロートシルトや甘口最高級格付けシャトーディケム、そして皆さんよくご存じのドンペリを振る舞った。

招待客240人。ワインとシャンパンだけで3千万円は超えたと言われる。世界が認める高価な宴にご満悦な女王は、にこやかにフランス国民に手を振り国際政治では厳しい両国の感情を和らげたのである。

ドイツとフランスは、何かトラブルがあると亀裂を最小限に抑えるために、突然地方のレストランを会談の場所に選んだりして宴の外交を積極的に行っている。

2005年小泉首相がソウルに出向いた。竹島問題、靖国神社参拝などの両国不協和音の中での訪問であった。韓国の大統領は「今日の夕食は軽めにする考えです」と発表してそのひと言が反映した気まずい宴が行われたという。

食の持つ一つの顔がここにある。宴一つが雰囲気を変え国政にも影響するのである。

さて、ここで私が晩餐会のメニューを選ぶなら、ぜひ世界の要人に、コリコリとした歯ごたえを歯根膜で楽しむシンプルなフグの薄造りの刺身を風情ある薬味とポン酢で提供してみたい。そして、日本人の口腔機能の活用の繊細さを伝えたい。相手によっては、多少フグ毒テトロドトキシンを残してピリッとした刺激もよいかもしれない。しかし、それでは歯根膜で楽しめても有効な国際外交の手段とはなり得ぬかもしれない。


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